愚行を愚行のままにしないこと。
北朝鮮が核実験を行った。
国連安保理決議にも反し、また、平壌宣言にも反し、
また、オバマ大統領が呼びかけた、核のない世界への機運にも反したこの愚行。
これで益々、彼の国には「話し合いが通じない国家」という烙印が押されるだろう。
それで、損をするのはいったい誰か?それは金正日ではない。
それで不利益を被るのは、未だ日本に帰れない拉致被害者であり、
そして北朝鮮の一般国民自身である。
自国民を危険に晒し、また、核という大量殺戮兵器を持つことによって、
国際社会の北朝鮮に対する信用を地の底まで貶めたこの暴挙には呆れ怒りが込み上げる。
同時に、では今回の出来事に対して、日本はどうすればよいのか?
まずは、日本政府として一致した断固たる抗議が必要だろう。
共産党の志位委員長は記者会見で、今回の核実験を「邪道中の邪道」と切り捨てた。
と、同時に必要なのは国際社会が一致しての核放棄を迫り、実現さす外交努力である。
北朝鮮による拉致というテロの被害国であり、世界で唯一の被爆国である日本こそが、
その呼びかけの中心となり、国際包囲網を築き北朝鮮に核廃絶を迫らなければならない。
きっと、この出来事で再び安倍元首相や中川元財務大臣など自民党を中心とした、
軍備増強・核保有の議論が日本国内で始まるだろう。
だが、北朝鮮への非難と共に、その加熱する国内議論に対しても私たちは意見を述べるべきだ。
それが本当に、日本の安全保障にとって最適な道なのかどうかを。
いま、中国やロシアは頭を抱えている状況だろう。
擁護してきた北朝鮮がよもや核実験に踏み切るとはと。
しかし、これは言い換えれば、中国・ロシアをこちらの主張に引き込むいいチャンスでもある。
その外交の先頭に日本は立つべきであり、六カ国協議のイニシアを握る機会でもある。
重ねて言うが、今回の北朝鮮による核実験には強い抗議と、
国際社会が一致しての制裁が必要であると僕は考える。
と、同時にその先の「どうやって核廃棄をさせるか。」を考えることはもっと重要であり、
その先頭に日本が立ち、国際世論を引っ張る強いイニシアが必要だと考える。
その時に必要なのは、「北朝鮮が持ったから俺たちも!」という稚拙な考えではなく、
唯一の被爆国であり、九条という先駆的な憲法を持つ日本だからこその外交的発想であり、
世界での平和のコンセンサスを日本に引き込むための知恵であると思う。
そして、そのための具体的提案を、私たち左翼が誰よりもしていくべきだと考える。
怒りの後には何があるか?それを考えることこそ大事なことではないだろうか。
※私事ながら先日、民青はめでたく卒業しましたが、いちマジでかえるネット会員として
勝手ながら私見を書かせていただきました。反論、ご意見お待ちしています。
by:ANTONIO
国連安保理決議にも反し、また、平壌宣言にも反し、
また、オバマ大統領が呼びかけた、核のない世界への機運にも反したこの愚行。
これで益々、彼の国には「話し合いが通じない国家」という烙印が押されるだろう。
それで、損をするのはいったい誰か?それは金正日ではない。
それで不利益を被るのは、未だ日本に帰れない拉致被害者であり、
そして北朝鮮の一般国民自身である。
自国民を危険に晒し、また、核という大量殺戮兵器を持つことによって、
国際社会の北朝鮮に対する信用を地の底まで貶めたこの暴挙には呆れ怒りが込み上げる。
同時に、では今回の出来事に対して、日本はどうすればよいのか?
まずは、日本政府として一致した断固たる抗議が必要だろう。
共産党の志位委員長は記者会見で、今回の核実験を「邪道中の邪道」と切り捨てた。
と、同時に必要なのは国際社会が一致しての核放棄を迫り、実現さす外交努力である。
北朝鮮による拉致というテロの被害国であり、世界で唯一の被爆国である日本こそが、
その呼びかけの中心となり、国際包囲網を築き北朝鮮に核廃絶を迫らなければならない。
きっと、この出来事で再び安倍元首相や中川元財務大臣など自民党を中心とした、
軍備増強・核保有の議論が日本国内で始まるだろう。
だが、北朝鮮への非難と共に、その加熱する国内議論に対しても私たちは意見を述べるべきだ。
それが本当に、日本の安全保障にとって最適な道なのかどうかを。
いま、中国やロシアは頭を抱えている状況だろう。
擁護してきた北朝鮮がよもや核実験に踏み切るとはと。
しかし、これは言い換えれば、中国・ロシアをこちらの主張に引き込むいいチャンスでもある。
その外交の先頭に日本は立つべきであり、六カ国協議のイニシアを握る機会でもある。
重ねて言うが、今回の北朝鮮による核実験には強い抗議と、
国際社会が一致しての制裁が必要であると僕は考える。
と、同時にその先の「どうやって核廃棄をさせるか。」を考えることはもっと重要であり、
その先頭に日本が立ち、国際世論を引っ張る強いイニシアが必要だと考える。
その時に必要なのは、「北朝鮮が持ったから俺たちも!」という稚拙な考えではなく、
唯一の被爆国であり、九条という先駆的な憲法を持つ日本だからこその外交的発想であり、
世界での平和のコンセンサスを日本に引き込むための知恵であると思う。
そして、そのための具体的提案を、私たち左翼が誰よりもしていくべきだと考える。
怒りの後には何があるか?それを考えることこそ大事なことではないだろうか。
※私事ながら先日、民青はめでたく卒業しましたが、いちマジでかえるネット会員として
勝手ながら私見を書かせていただきました。反論、ご意見お待ちしています。
by:ANTONIO
by dylj_west
| 2009-05-26 01:18
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