確かな歩み
今日は桃の節句の日、ですが3.1ビキニデー全国集会報告したいと思います!
まずはビキニデーについてちょっと説明。聞いたことはあるけどって方もいらっしゃるかと思いますので。
これは、1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験により、周辺地域に放射性物質がばら撒かれ、多くの人の命やくらし、そして自然環境が破壊された事件です。
この事件では、水爆実験エリアに近いところでマグロの遠洋漁業にたずさわっていた第五福竜丸の乗組員も被爆しました。広島・長崎に終わることなく、再び核兵器の被害にみまわれた日本では、これを契機に「核兵器をなくそう!」という動きが一気に広がって、原水爆禁止世界大会の開催や、さまざまな反核・非核の運動体の結成につながりました。
いま、一部の核保有国の動きは楽観視できないものの、世界各地で非核地域が作られるほど「核兵器NO!」の流れが作り出されてきているのも、ふりかえればこの事件がきっかけです。
さて、2.28は日本原水協の全体集会と分科会、関連行事として「世界青年のつどい」が、3.1は献花墓参平和行進とビキニデー集会が開かれました。すべてを報告するのは無理なんで、ここでは自分が参加した分科会と青年のつどいについてちょっと感想がてら取り上げたいと思います。
私は、平和と戦争の問題ってどこか遠いとこのことだと感じている人がいるのは直視しなダメなことだと思ってて、そこをどう突破していけるのかなぁという問題意識でもって、「核兵器と国民のくらし、経済、環境」に参加してみました。
要は、平和を考えるうえでの「切り口」って何があるの?てことです。
沖縄とか米軍基地のある町なんかはわかりやすいと思います。基地があることによる住む地域の限定化や騒音の被害、基地建設によって貴重な生物が住めなくなど、見える影響があります。
でも沖縄にまで話をむけなくても「自分のくらしにとっては?」って考えるときの切り口が、発言の中にたくさんちらばっていたと思います。
最近、多くの人が関心をもっている環境問題はその一つ。
どんなにスーパーで「ゴミ袋いりません」って言っていても、訓練で戦闘機がひとっとびしたら、そんな努力は微々たるものです。「戦争は、最大の環境破壊」。
あとは税金の使い方。日本の防衛費はもやは5兆円、世界第五位の金額です。でも一方で、この金融危機もあいまって、最低限の暮らしができない人が多数でてるし、年々増える福祉予算とか問題とかいろいろ。うちらの生活削ってまでの「防衛」って何からの防衛?
この議論は一筋縄ではいかないとは思います。でも、本当に世の中から核の脅威がなくなったら、今よりはきっと、そんなに「防衛」にお金そそがなくてもいいって思えようになるなぁって感じました。
きっと他にもいろんな切り口があるはずなので、しばらく勉強してみようと思います。
青年のつどいでは、立命館大学教授の安斎育郎さん、韓国の平和ネットワーク政策室長のイ・ジュンキュさん、アメリカ最大の反戦連合体-全米平和正義連合のジョゼフ・カインザさんによるパネルディスカッション。
核や反核運動に関わるクイズ大会。最後はみんなで歌って締めとなかなかステキな企画でしたv
この企画を通して、一つは他国における非核運動をより実感のあるものとして受け止めることができたのかなぁと思います。特に、アメリカ国内の”変わるかも”っていう機運は、メディアを通じて伝わってくるもの以上のものがありました。核兵器を保有し、核兵器を小型化してまで他国民を苦しめているアメリカの政治の中枢で、「核兵器はなくそう」という声があがっている。これは、アメリカ国内における国民自身の闘いがなければうまれなかったことだろうと思います。
以上、まとまりのない報告でしたが、この集会全体を通して、元気いっぱいの高校生から、これまた元気いっぱいの年配の方まで、人は着実に武力によらない世界にむかって歩んでいることを再確認できたと思います。
「統々無尽」
まさにそうですね。 えりえり
まずはビキニデーについてちょっと説明。聞いたことはあるけどって方もいらっしゃるかと思いますので。
これは、1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験により、周辺地域に放射性物質がばら撒かれ、多くの人の命やくらし、そして自然環境が破壊された事件です。
この事件では、水爆実験エリアに近いところでマグロの遠洋漁業にたずさわっていた第五福竜丸の乗組員も被爆しました。広島・長崎に終わることなく、再び核兵器の被害にみまわれた日本では、これを契機に「核兵器をなくそう!」という動きが一気に広がって、原水爆禁止世界大会の開催や、さまざまな反核・非核の運動体の結成につながりました。
いま、一部の核保有国の動きは楽観視できないものの、世界各地で非核地域が作られるほど「核兵器NO!」の流れが作り出されてきているのも、ふりかえればこの事件がきっかけです。
さて、2.28は日本原水協の全体集会と分科会、関連行事として「世界青年のつどい」が、3.1は献花墓参平和行進とビキニデー集会が開かれました。すべてを報告するのは無理なんで、ここでは自分が参加した分科会と青年のつどいについてちょっと感想がてら取り上げたいと思います。
私は、平和と戦争の問題ってどこか遠いとこのことだと感じている人がいるのは直視しなダメなことだと思ってて、そこをどう突破していけるのかなぁという問題意識でもって、「核兵器と国民のくらし、経済、環境」に参加してみました。
要は、平和を考えるうえでの「切り口」って何があるの?てことです。
沖縄とか米軍基地のある町なんかはわかりやすいと思います。基地があることによる住む地域の限定化や騒音の被害、基地建設によって貴重な生物が住めなくなど、見える影響があります。
でも沖縄にまで話をむけなくても「自分のくらしにとっては?」って考えるときの切り口が、発言の中にたくさんちらばっていたと思います。
最近、多くの人が関心をもっている環境問題はその一つ。
どんなにスーパーで「ゴミ袋いりません」って言っていても、訓練で戦闘機がひとっとびしたら、そんな努力は微々たるものです。「戦争は、最大の環境破壊」。
あとは税金の使い方。日本の防衛費はもやは5兆円、世界第五位の金額です。でも一方で、この金融危機もあいまって、最低限の暮らしができない人が多数でてるし、年々増える福祉予算とか問題とかいろいろ。うちらの生活削ってまでの「防衛」って何からの防衛?
この議論は一筋縄ではいかないとは思います。でも、本当に世の中から核の脅威がなくなったら、今よりはきっと、そんなに「防衛」にお金そそがなくてもいいって思えようになるなぁって感じました。
きっと他にもいろんな切り口があるはずなので、しばらく勉強してみようと思います。
青年のつどいでは、立命館大学教授の安斎育郎さん、韓国の平和ネットワーク政策室長のイ・ジュンキュさん、アメリカ最大の反戦連合体-全米平和正義連合のジョゼフ・カインザさんによるパネルディスカッション。
核や反核運動に関わるクイズ大会。最後はみんなで歌って締めとなかなかステキな企画でしたv
この企画を通して、一つは他国における非核運動をより実感のあるものとして受け止めることができたのかなぁと思います。特に、アメリカ国内の”変わるかも”っていう機運は、メディアを通じて伝わってくるもの以上のものがありました。核兵器を保有し、核兵器を小型化してまで他国民を苦しめているアメリカの政治の中枢で、「核兵器はなくそう」という声があがっている。これは、アメリカ国内における国民自身の闘いがなければうまれなかったことだろうと思います。
以上、まとまりのない報告でしたが、この集会全体を通して、元気いっぱいの高校生から、これまた元気いっぱいの年配の方まで、人は着実に武力によらない世界にむかって歩んでいることを再確認できたと思います。
「統々無尽」
まさにそうですね。 えりえり
by dylj_west
| 2009-03-03 23:13
| 企画とかもね
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